汽車に乗った明治の文人たち

明治の鉄道紀行集

 

出口 智之(でぐち ともゆき)(編)

ジャンル 人文
内容 いざ、明治の汽車旅へ!
明治20〜30年代に一気に普及し、旅の姿を一変させた鉄道。文人たちはいち早く鉄道旅行を楽しみ、その斬新な体験、訪れた土地の空気を、時には新たな技術に接した際の滑稽な失敗を交えながら、様々な作品にまとめている。
 主に関東近辺の路線をテーマとし、幸田露伴、森鷗外、饗庭篁村、尾崎紅葉など十数作品を味わいながら、明治という時代と初期鉄道が人々に与えた衝撃が感じられる一冊。
価格(税込) 2,592円 体裁 四六判 並製 288頁
ISBN 978-4-905706-81-6 出版日 2014/1/24
社団法人日本図書館協会の選定図書に選書されました。

目次

  • はじめに
     さきがけ(横須賀線)饗庭篁村
     二十年前の東海道(東海道線)宮崎三昧
     箱根ぐちの記(東海道線・箱根登山鉄道)饗庭篁村
     湯河原ゆき(豆相人車鉄道)国木田独歩
     修善寺行(伊豆箱根鉄道駿豆線)尾崎紅葉
     小金井の桜花(中央線)坪谷水哉
     吉野村の梅(青梅線)幸堂得知
     みちの記(信越線)森鷗外
     甲府道中想像記(山手線)幸堂得知
     ゆきめぐり(山手線)饗庭篁村
     阿武隈川の秋(東北線)大橋乙羽
     茸不狩の記(両毛線)饗庭篁村
     今市汽車行(日光線)久保田米僊
     大洗紀行(水戸線)石黒忠悳
     うつしゑ日記(常磐線)幸田露伴
     成田詣(成田線)雪中庵雀志
     総武鉄道(総武線)正岡子規
    鉄道紀行について

編集者紹介

出口 智之  (でぐち ともゆき)

1981年、愛知県豊明市生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員DC2、同PDを経て、現在、東海大学文学部日本文学科専任講師。博士(文学、2008年、東京大学)。
専攻は明治時代の日本文学。著書に『幸田露伴と根岸党の文人たち−もうひとつの明治』(小社、2011年)、『幸田露伴の文学空間−近代小説を超えて』(青蘭舎、2012年)、共著に『Jブンガク英語で出会い、日本語を味わう名作50』(東京大学出版会、2010年)

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