丸山眞男と橋川文三

 

平野 敬和(ひらの ゆきかず)(著)

ジャンル 人文
内容 戦争体験を持つ戦後知識人は戦争と敗戦の体験をどのように思想化しようと
試みたのか。

戦後民主主義のリーダー的存在で、戦後日本を代表する政治学者・思想家の
丸山眞男。戦争体験やナショナリズムに関して独創的な分析を試みた戦中派
世代の思想家、橋川文三。
二人のテクストの重なり合いとずれの中から彼らの批判的精神の可能性を探る―。
価格(税込) 2,376円 体裁 四六判 上製 256頁
ISBN 978-4-905706-90-8 出版日 2014/11/29

目次

  • 序章 問題の所在
  • 一 「戦後思想」を問うこと
  • 二 丸山眞男と橋川文三
  • 三 敗戦感覚
  • 四 本書の構成

  • 第一章 戦時期の丸山眞男
  • 一 研究者への道
  • 二 日本政治思想史の研究
  • 三 アジアへの眼差し
  • 四 従軍体験・原爆体験

  • 第二章 丸山眞男の「日本ファシズム」批判
  • 一 戦後の近代主義と民主主義
  • 二 敗戦直後の丸山眞男
  • 三 「超国家主義」論
  • 四 天皇制論

  • 第三章 一九五〇年代の丸山眞男
  • 一 「戦後思想」の始まりをめぐって
  • 二 アジア認識の転回
  • 三 平和問題談話会から憲法問題研究会へ
  • 四 『現代政治の思想と行動』

  • 第四章 丸山眞男の思想史論
  • 一 思想史の方法をめぐって
  • 二 普遍史的な近代化論から複数の近代化論へ
  • 三 「古層」論
  • 四 丸山眞男論の射程

  • 第五章 橋川文三の戦中/戦後
  • 一 戦時期の橋川文三
  • 二 「戦後思想」との出会い
  • 三 『日本浪曼派批判序説』
  • 四 ロマン主義批判の可能性

  • 第六章 橋川文三の戦争体験論とナショナリズム論
  • 一 戦争体験論
  • 二 「昭和超国家主義」論
  • 三 丸山眞男と橋川文三の間

  • 終章 むすび

  • あとがき
  • 丸山眞男略歴
  • 橋川文三略歴
  • 索引

著者紹介

平野 敬和  (ひらの ゆきかず)

1973年京都府生まれ。1996年同志社大学法学部政治学科卒業。
2003 年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在は同志社大学嘱託講師、大阪商業大学・立命館大学非常勤講師。専攻は日本思想史。

ご意見・ご感想

インフォメーション

「日本思想史学」第47号(2015年)に書評が掲載されました。評者は河野有理氏(首都大学東京准教授)です。
「週刊読書人」第3079号(2015年2月27日)〈4面〉に書評が掲載されました。評者は鈴木正氏(名古屋経済大学名誉教授)です。